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男は外で働き、女は家庭を守る…はもう古い!
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」
そんな考えが一般的なのが従来の日本の結婚観だった。実際、1992年に内閣府によって行われた「男女共同参画社会に関する世論調査」によれば、この考え方に賛成する人が65.1%と半数以上を占めている(参考:「男は外で仕事、女は家庭を守る」価値観は2000年前後に終焉)
ところが、近年ではこういった考え方はむしろ異端というほど減ってきており、近年では「男女で生活の稼ぎを支え、男女で家庭を守る」という考え方が一般的になっている。
女性の意見はこうなっている!
まず、女性が結婚後の仕事についてどのように考えているかというと、「escala café(エスカーラカフェ)のアンケート調査」によると、「結婚後・出産後も仕事を続けたいですか?」という質問に対し、結婚後も「絶対仕事を続けたい」「できれば仕事を続けたい」と回答した女性が70.7%にのぼり、出産後でも57.7%の女性が仕事に意欲を示している。
同調査によると、女性が働きたいと希望する理由として「収入がなくなると経済的に厳しいから」「自由に使えるお金が欲しいから」という経済的な意見が多く、次いで「社会との接点をもっていたい」という意見も多かった。
男性の意見はこうなっている!
一方、男性の意見もまた、結婚後の共働きを希望する声が増えている。「ユーキャン・アイシェア共同の性の結婚後の働き方に関する意識調査」では、未婚男性の63%が結婚後の共働きを希望、その理由として41.9%が「自分だけの収入では経済的に厳しいから」という経済的不安を上げいた。
重要なのは男女で家庭を支えること
このように、近年、「共働き」を希望する意見が男女共に非常につよくなっている。最初に挙げた1992年の内閣府の世論調査の数値は既に逆転しているような状況だ。もはや、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という考え方は古いものになってしまっている。
しかしながら、男女で共働きとなると、“家庭”を誰が守るのか?という問題が生じてくる。
それに対し、「escala café(エスカーラカフェ)のアンケート調査」では、「女性が結婚後・出産後もこれまでどおり仕事をするために重要なこと」としては「夫や家族の協力」が第一に挙がっている。また、「男性が育児休暇を取ることに賛成」という意見も86.8%となっており、多くの女性が「男性の協力」を期待している事が伺える。予断であるが、結婚情報誌や女性誌などで、最近「育メン(育児ができるダンナ)」が持て囃されていることもまた、そういった現代女性の“男性への期待”の裏づけとなっているように思われる。
このように、現在の結婚観は、「男女で生活の稼ぎを支え、男女で家庭を守る」という考え方が一般的で、従来のような「専業主婦になって欲しい/専業主婦になりたい」「亭主関白」といった概念はむしろ嫌われるような状況になりつつある。
しかしながら、結婚後は育児なども発生し、また国の支援制度・施設などが整っていないため、「仕事をしたい」と思いつつもできない女性が多いのもまた現状と言ってよい。様々な既婚者の体験談を聞く限り、これらの状況が女性への肉体的・精神的負担になることが多く、育児ストレスに悩まされる母親も少なくない。女性は、特に出産後に大きくライフスタイルが変わる。そういった面で、男性のフォローと夫婦間の相互理解が結婚後の生活の最大の鍵と言えるのかもしれない。
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